管理組合の資産運用でよく活用される住宅金融支援機構のマンションすまい・る債の今年度の募集が始まりました。

http://www.jhf.go.jp/customer/kanri/smile.html

例年8月ごろに募集が開始されるので、今年はだいぶ早い印象があります。
申し込みと支払の期限は例年通りですね。

すまい・る債の安全性がよく議論になりますが、いわゆる「元本保証」ではなくて、「すまい・る債は優先して弁済を受けられる債権でその発行残高に対して機構の資産は10倍以上あるから発行体である機構にもしものことがあっても大丈夫(?)です。」という理屈です。

http://www.jhf.go.jp/customer/kanri/smile_point.html

他の管理組合が運用する商品と比較すると組合員に十分説明できるのは、定期預金とすまい・る債、まあ、なんとか国債くらいまでが一般的なように思います。
定期預金より針率もよいですしね。やり始めの時はあまり感じませんが、先日、ちょうど1000万円づつ積み立てて10年になった管理組合さんで利息が80万円入っているのを見ると、この低金利の中では目立ちますよね。

住宅金融支援機構の存続については、いろいろ言われていますが、すまい・る債は残ってほしいものです。

投稿者プロフィール

川原 一守
川原 一守マンション管理士・行政書士川原一守事務所 代表
プロナーズ代表理事(総務担当兼務)
昭和50年生まれ。学習院大学経済学部卒。
マンション管理士、行政書士、管理業務主任者、宅地建物取引主任者。平成15年より横浜市 マンション・アドバイザー、平成18年より東京都分譲マンション管理アドバイザー等。
平成14年4月平塚市でマンション管理士事務所開設、平成16年3月横浜市に事務所を移転。
現在、20数件(約6,000戸)の管理組合と顧問契約し、管理組合運営のコンサルタントとして活動している。
著書に「困ったときにすぐわかるマンション管理の基礎知識」(インデックスコミュニケーションズ)
「マンション管理士で独立開業して確実に成功する本」(TAC出版)