重松マンション管理士事務所では、マンション管理組合運営のコンサルティングを主業務とし、管理組合のご要望、ご希望に応じてさまざまなメニューを用意して支援させていただいてます。
今後、重松マンション管理士事務所が力を入れていきたい分野として、管理組合の防災活動の支援業務があります。
防災といえば、まずイメージするのは消防訓練や避難訓練等ですが、私が考えている防災は、形式だけの防災訓練ではなく、個々のマンションの実態に合った防災対策の作成です。
行政や管理会社でも防災マニュアル等を作成して発行していますが、内容としては一般的なことが書かれていて、ボリュームも結構あるものが多いようです。(なかなか読む気になれません。)
重松マンション管理士事務所が目指すのは、個々のマンションの事情(築年数、居住者の数や年齢層、建築場所etc。。。)に応じて簡単にわかりやすく作成し、読みやすい冊子形式にして、玄関扉の裏側などにマグネットで止めておくようなものをイメージしています。
先般、この分野では大先輩の飯田太郎さんと話をする機会があり、色々と勉強させていただきました。今後の活動の一環として、飯田太郎さんが事務局を務めるMALCA(一般社団法人マンションライフ継続支援協会)に積極的に参加して勉強していく予定です。
先日もフォーラムに参加して参考になることがたくさんありましたので今後の活動に役立てたいと思います。
私がいつも思うことは、防災対策又は発災したときの対応としては、
- マンション(管理組合)としてできるもの
- マンションとしては対応することが困難で、公(行政機関)対応してもらいたいもの
を層別したうえで、更に、
- マンション(管理組合又は自治会)が対応するもの
- 個人(居住者)でそなえてもらうもの
に分けて考えるようにしています。
震災が発生した場合、行政の支援は、木造建築物の密集地帯に集中することが予想され、倒壊や火災が発生しにくいマンションは後回し(というよりは、支援されない状態)になることが大いに予想されます。
ですから、マンションは基本的には自分たちで対応することを大前提として考えておく必要があると思います。
小学校などの避難場所に避難して水や食料を分けてもらうのではなく、自分たちの敷地内(専有部分内)で、自立する必要がありそうです。
水、食料、トイレなどは自分たちで準備しておくことになりますが、そのうち、個人で備えておくものと管理組合で備えておくものについて、マンション内で十分に議論して対応する必要が出てきます。
今後は、マンションの事情に合わせた防災対策をご提案できるように重松マンション管理士事務所も努力していきます。
フォーラム当日の様子
フォーラム当日は、約200名の参加者で会場はいっぱいになりました。 来賓には、マンション管理業協会の山根理事長、日本マンション管理士会連合会の親泊会長もいらっしゃいました。 写真は、防災に関するパネルディスカッションの風景です。 |
投稿者プロフィール
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プロナーズ理事(開発担当・監査人兼務)
マンション管理士、管理業務主任者、宅地建物取引主任者、ファイナンシャルプランナー、再開発プランナー、二級建築士、二級建築施工管理技士、建築設備検査資格者、甲種防火管理者、甲種危険物取扱者。
大手タイヤメーカー勤務を経て、平成15年2月マンション管理士として独立。財団法人マンション管理センターで嘱託社員として「マンションみらいネット」の立ち上げや「標準管理規約」第22条に対応する「開口部細則」の制定に従事。現在は約40件の管理組合と顧問契約を結びながら継続的な管理組合運営のサポートを行いつつ、大規模修繕工事や給排水管更新工事、管理コストの削減、管理費等の滞納、管理規約の改正等の個別コンサルティングを実施している。
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