昨年4月に始まったマンション管理計画認定制度。公益財団法人マンション管理センターの専用閲覧サイトで公表される管理計画認定マンション数が9月27日付で200件に達した。10月4日時点での掲載数は225に上っている。制度開始から約1年6カ月での200件到達となった。認定マンションの6割弱は「マンション管理適正評価制度」の登録も行っていた。

認定数が100件に達したのは今年7月14日付。制度開始から約1年3カ月要したが、その後2カ月強で100件を積み上げた。

 

認定数上位の自治体

自治体名         認定数

横浜市          37

川崎市          14

名古屋市         12

大阪市          12

台東区          9

所沢市          9

板橋区          8

神戸市          8

京都市          7

港区           7

さいたま市        6

札幌市          6

厚木市          5

練馬区          5

浜松市          4

熊本市          4

八王子市         4

府中市          4

墨田区          4

調布市          4

福岡市          3

仙台市          3

渋谷区          3

品川区          3

 

 

管理計画の認定を行った自治体は町村部を含め4県10区47市。

都道府県別に見ると最も認定数が多いのは神奈川県で60件。東京都56件、大阪府18件、埼玉県17件、愛知県16件、兵庫県12件と続く。認定数が10件を超えているのはこの6都府県のみ。

認定マンションが存在している中で数が最も少ないのは岩手・山梨・和歌山・岡山・広島・大分・佐賀県の7県で。それぞれ1件。

自治体別では、認定件数の1位は横浜市で37件。2位は川崎市で14件、3位は名古屋市と大阪市で12件(上表参照)

認定数が10を超えているのは横浜・川崎・名古屋・大阪市。認定数が1の自治体は30あり、全体の半数近くに上る。

政令指定都市は、新潟市を除く20市中19市で認定マンションが出ている。

東京23区では10区で認定マンションが誕生している。認定数は台東区が9件で最も数が多かった。

竣工年別に見ると、1970年以前が1件、71~80年が18件、81~90年が35件、91~2000年が53件、01~10年が45件、11~20年が60件、21年以降が13件。

認定時、特40年以上だったのは27件。認定時の築年の平均は21.56年だった。

認定マンションの中でも最も竣工年が古いのは相模原市の「相武台団地第14住宅」で1968年。

戸数規模で見ると、最も多かったのは31~50戸で45件。51~75戸の35件、76~100戸の30件が続く。最も戸数が多かったのは船橋市の「ワンダーベイシティSAZAN」で1213戸。最も戸数が少なかったのは八王子市の「ヴェルドミール大和田」で13戸。

一般社団法人マンション管理業協会の「マンション管理適正評価制度」に登録しているのは225件中131件。全体の58.22%を占めた。

評価は「星五つ」が114件、「星四つ」が17件。満点の100ポイントを獲得したのは19件だった。

以上、マンション管理新聞第1249号より

 

 

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投稿者プロフィール

福井 英樹
福井 英樹福井英樹マンション管理総合事務所 代表
マンション管理士(国家資格)・宅地建物取引士(国家資格)・区分所有管理士(マンション管理業協会認定資格で、管理業務主任者の上位資格)・マンション維持修繕技術者(マンション管理業協会認定資格)・管理業務主任者(国家資格)資格者で、奈良県初、大阪府堺市初かつ唯一のプロナーズ認定者