一般社団法人マンション管理業協会は2月28日、2013年度のマンション維持修繕技術者試験結果を発表した。合格者は525人。合格率は28.0%。合格ラインは125点満点中88点以上で、正答率は70.4%以上。受験者は前回の2042人には及ばなかったが、前々回との比較では462人も増えている。

当該試験はマンションの維持修繕に特化した試験で、本格的に技術面を体系的に学ばなければ、太刀打ちできない。マンション管理士試験や管理業務試験では様々な参考書や問題集、さらに予備校が存在するが、当該試験は過去問題は同協会から発表されてはいるが、解答に対する解説がなく、なぜ正解なのかを十分に自力でテキスト「マンション維持修繕技術者」オーム社刊を学び、見極める必要があります。

さらに、記述試験も25点分課されており、上記の2試検では、ハード問題に鉛筆を転がして対応することも可能であったが、当該試検の記述式では不可能。

ある意味、この試検の方が手ごわいかもしれない。

マンション管理士の方は是非挑んでほしい資格だと思います。マンション管理組合のメインの業務は建物の維持保全だからです。業者になめられないためにもある程度のハード面知識は必要だと確信しております。

投稿者プロフィール

福井 英樹
福井 英樹福井英樹マンション管理総合事務所 代表
マンション管理士(国家資格)・宅地建物取引士(国家資格)・区分所有管理士(マンション管理業協会認定資格で、管理業務主任者の上位資格)・マンション維持修繕技術者(マンション管理業協会認定資格)・管理業務主任者(国家資格)資格者で、奈良県初、大阪府堺市初かつ唯一のプロナーズ認定者